マウスピース矯正に興味はあるけれど、どのようにして取り外しをするのか?気をつけないといけないことはあるのか?知りたいと思う方も多いのではないでしょうか。
今回はマウスピース矯正を行っていく上での注意事項やポイントついて当院で実際に患者様に説明をさせて頂いている取扱説明書をお見せしたいと思います。
取り外しで気をつけないといけないことは?
マウスピースをつけるときにこれだけは絶対に守ってください!
装着するときは前歯から入れます
(変形の原因になるので奥歯で噛んで装着しないようにします)
装着の為に手で強く押します
矯正力がかかるので、締め付けられた感じや痛みを感じます
歯肉に圧痛があるかもしれません。その場合は調整します
マウスピースをつけた直後に感じること…
アライナーの厚みの分、奥歯の咬合が高く感じるかもしれません
口や唇が閉じにくいかもしれません
最初は話にくいかもしれませんが、徐々に慣れてきます
マウスピースを外すときにはこれだけは守ってください!
外すときは一番奥の歯の内側から外します
(アタッチメントがとれる原因になりますので前歯からはずさないようにします)
いずれも徐々に慣れることができる範囲ですし、最初は着脱も難しく感じるかもしれませんが毎日行うことなのですぐにできるようになります!!
マウスピース矯正をするうえで大切な10コのお約束
20時間以上の装着が必要です なるべく22時間以上の装着を目標にして下さい
お食事の際は時間を忘れないように注意が必要です
もし会食等で20時間未満になった場合は装着期間を1日延ばして下さい
食事をする際はマウスピースをはずします
水は装着したまま飲んでも大丈夫です
お茶やコーヒーはマウスピースの着色の原因になりますが強制力に影響はありません
糖分、お酢、果汁の入ったものは虫歯の原因になるので控えて下さい
着色や汚れが気になる場合は専用の洗浄剤を販売しておりますので、そちらをご使用下さい
インビザラインから発売されている粉タイプの洗浄剤になります
飲食後はできれば歯みがきで歯をキレイにしてから装着します
マウスピースのお手入れは小さめの柔らかい歯ブラシがおすすめです
右側が大人用の普通くらいのサイズのものです
左側は子供用の柔らかい歯ブラシになります
小さいので細かい汚れが取りやすく使いやすいです
マウスピースが変形するため、煮沸消毒はしないで下さい
はずしたマウスピースはケースに入れてください
ティッシュで包んでしまうと紛失や破折の原因になります
外食をする際もケースを必ず持っていきます!
紛失や破折した場合はクリニックに連絡下さい
何番のマウスピースか、交換して何日目が教えて下さい
使用済みのマウスピースは4ステージ前まで保管して下さい
戻って使用することがまれにあります
例えば、現在私は14番目のマウスピースを使用しておりますので
10~13番目までのマウスピースを保管しておきます。
交換のタイミングは夜がおすすめです
装着し始めは痛みが締め付けがあるので、夜の交換の方が仕事や勉強に差支えが出にくいと思います
アタッチメントをつけた後にはこんなトラブルが起きるかも!?
アタッチメントははずれる場合があります。その際はクリニックに連絡下さい
アタッチメントの凸凹により口内炎ができることがあります
新しいマウスピースに交換すると1~3日程度痛みを感じることがあります
激しい痛みがある場合は、クリニックに連絡下さい
ここまで実際に矯正治療を体験して気付いた、成功のために1番大切なポイント
いかがでしたでしょうか?
いろいろと気をつけることがあり、制約があったり面倒・・・。
そのように感じたのではないでしょうか。
私も食事時間を気にしたり、コーヒーや紅茶が飲みにくくなり、制限が辛いと思うときがあります。
矯正治療は痛みも伴い、期間もかかります。簡単な治療ではありません。
スムーズに矯正治療をすすめる為には、ひとつひとつを守る心構えが大切です。
痛みや制限を乗り越える為にも、やりとげようとする意欲が最も重要かと思います。
そのことを忘れずに私もマウスピース矯正を続けていきたいと思います!
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