「歯並びは気になるけど、ちゃんと矯正を続けられるかな…」
私はかたおか歯科クリニックで勤務している現役の歯科衛生士ですが、以前から前歯の歯並びが気になっていました。
ワイヤー矯正は痛そうだなと思い今まで勇気が出ませんでしたが、インビザライン矯正は痛みが少なさそうで目立たないと思い治療を受ける決断をしました。
いままで自分自身の歯科治療を受けたこともほとんどなく、もちろん抜歯もしたことはありません。
あとはなんといっても怖がりな性格なので、今後の矯正治療を考えると不安や心配事もたくさんあります。
私自身が矯正治療をすすめていく中で感じる不安や疑問を、矯正治療をいま受けている人これから受けようかと悩んでいる人と共有して、皆様の不安を解消するお役に立てればうれしいです。
診断から矯正装置の作製まですべてがデジタル
このiTeroという機械で自身の歯をデジタルスキャンし、立体的に診断・シミュレーションしていきます。
データ上で抜歯をして矯正した後の状態をシミュレーションできます。
嘔吐反射のある患者さんやお子様、口の中に材料を入れる型取りが苦手な患者さんが苦しい思いを減らして行えます。
顔写真を通常時と笑った状態の正面・側方面(右、左方面)と口腔内写真を上の噛み合わせ・下の噛み合わせ・歯が噛み合った状態を正面・側方面(右、左方面)で撮影します。
これらのデータをオンラインで送信することでインビザライン矯正のマウスピースが出来上がってきます。
実際にスキャンをしてみて感じた従来の型取りとの違いとは
上の図のように材料を口の中に入れる型取りをするよりスキャンの方が嘔吐反射のある患者さんには少し楽だと思いました。お子様も嫌がらずにできそうです!
一番奥の歯全体を採る方も採られる方も少ししんどい時はありました。ですが、患者さん自身にスキャンするカメラを持ってもらい奥歯全体を採れるように誘導すると患者さんへの負担は減らせられました!
カメラ部分が少し大きいのでお口の小さい患者さんには頑張ってお口を大きく開けてもらわないといけないなと思いました。もう少しカメラ部分が小さいとよりスムーズにできそうだと思いました。
カメラ部分が重いのでしっかり持たないといけないと思いました。患者さんに持っていただく場合には事前に伝えるのを忘れないよう心がけます。
頬側の歯をスキャンするとき頬をカメラ部分で引っ張るので患者さんに痛みを与えないように気をつけ歯がちゃんとスキャンできているか確認をすることに慣れるのに少し時間がかかりそうだと思いました。iTeroの画面を見ながらスキャンをしますが途中で歯列から逸れることもあるので気をつけるように心がけます。
唾液が溜まりやすいのでこまめに休憩が必要かと思いました。カメラ部分に唾液がつくとなかなかスキャンしづらいのか途中でフリーズしたりもするのでカメラ部分の清拭も大切だと思いました。
長時間口を開ける場合もあるので顎もしんどくなりやすそうでした。ですので、顎関節症の患者さんは少し大変だなと思いました。
カメラ部分にライトがついているので患者さんが眩しくないように対策する大切だと感じました。チェアーについているライトがスキャンするのを妨害するのでちゃんとチェアーのライトが消えているかの確認も大切だと実感しました。
採る側は患者さんの様子ももちろん逐一見てますが患者さん自身しんどくなったら手を遠慮なく挙げて頂けると幸いです。
これが私の現在の歯並びです
上と下の前歯の歯並びが悪くいわゆる出っ歯という状態です。
客観的に自分の歯を真剣にあまり見ないのでこう見ると食べ物を前歯で噛み切るのが大変な歯並びだと改めて思いました。実際噛み切りにくいです。
マウスピースはやっぱり締め付け・違和感を感じる
11月18日につけました。最初は締め付けが凄くあり異物感に慣れなかったです。
私の場合は2日目で異物感は慣れました。締め付けは日が経つにつれ少なくなってきました。
締め付け・異物感に慣れるのは人によって時間がかかりそうだと思いました。
私は喋りづらく感じましたが、これも最初だけでした!日が経つにつれ慣れてきました。
見た目は透明なので目立ちません。遠目だとつけていないように見えます。
次回マウスピース装着までには、4本の抜歯が必要…
1回目のマウスピースをつけてから2週間後くらいに歯を移動させるためのスペースを作るための便宜抜歯を上の歯で2本下の歯で2本、計4本抜きます。
私は抜歯をしたことがないのでこれが初めての抜歯になります。緊張と不安があります。
それと同時にスペースができ歯がどのように移動するのだろうという期待もあります!
抜いてからが本格的に矯正が始まるので楽しみです!
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